台湾周辺でのシラスウナギが不漁であることから、今年も3月から10月までの漁を禁止する。台湾周辺ではウナギの稚魚であるシラスウナギの量が減少傾向にある。行政院農業委員会は、シラスウナギ漁が沿海地域の漁業者の冬の伝統的な産業であることから、産業の持続可能な発展を実現するため、2013年より毎年漁のできる期間を短縮してきた。2013年9月に発表した規定は、台湾東部の花蓮県と南東部の台東県を除く、台湾本島で海に面した17の県・市を対象に、海岸から3カイリの海域、潮間帯、河口地域では毎年3月1日から10月31日まで、シラスウナギ漁を禁止するというもの。
農業委員会漁業署によると、従来1年に7ヶ月間認めていたシラスウナギ漁を4ヶ月間に縮めていることは、シラスウナギが河川で育ち、海に戻って産卵してくれることで、将来の資源を確保できるよう期待してのもの。漁業署ではまた、15の県・市に対し、最低でも河川一本の中流から下流にかけて、ウナギ漁を完全に禁止するよう命じている。
一昨年11月から昨年2月までに獲れたシラスウナギは9トン近くで、それまで10年で最高だった。価格もそれまでの最高値、1匹台湾元180元(日本円約674円)から、最も安いものは1匹30元(日本円約112円)へと低下。このため蒲焼の価格も2割から3割下がった。しかし今年2月までの水揚げは約1トンと激減しており、今年のうなぎは再び値上がりが必至だという。