南太平洋に位置する友好国に、中華民国台湾が医療面で協力。中華民国台湾と正式な国交を持つキリバスは医療資源が足らず、重篤な病気の患者は海外での治療が必要。
台湾の馬偕病院は2007年よりキリバスからの患者を受け入れており、今年2月までにキリバスからの患者を治療したケースは100例を突破した。馬偕病院は2006年、キリバスの中央病院と姉妹関係を結び、国際医療計画をスタートさせた。心臓内科や眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科などの医師によるチームをキリバスに送り込み、現地の人たちを治療する他、重篤な患者を受け入れて治療する手配を行ってきた。
馬偕病院によると、キリバスは衛生環境の関係でリウマチ性心臓病を患う人の割合が大変高く、ある年、120人に対して心臓のエコー検査を行ったところ、1/3の人が台湾での手術が必要だった。しかし、これらの人たちすべてを手術することはできない。キリバスから台湾までは飛行機で2日から3日かかる。このため、手術が有効である人のうち、これだけの移動に耐えられる人しか台湾での手術を手配することはできない。
2007年からこれまでに受け入れた重症患者100人あまりのうち、心臓疾患の患者は半分。馬偕病院ではこれらの患者がキリバスに帰った後のケアにも関心を寄せており、昨年には台湾メディカルプログラム5年計画をスタートさせている。このプログラムでは馬偕病院から医師と看護師がキリバスの首都のTarawa中央病院の常駐し、外来での診察、公衆衛生面での教育、そして患者の治癒後の状況ならびに薬物使用状況の追跡を行うことで、患者の状況を寄り正確に把握しているという。