旧正月休み最終日の23日早朝、総統府に自動車が突っ込む事件が発生した。総統府によると、23日午前6時42分、39歳の男性が運転する自動車が総統府の正門からまっすぐ伸びるケダガラン大通りから正門に向けて直進、並べられた鉄製の花壇にぶつかって停車した。けが人は無かった。
総統府には外部からの侵入を防ぐための四つの警戒線が設けられており、この自動車はその最初の設備の花壇で止まったため、総統府にはまったく影響が無かった。また、馬英九・総統はこの時間帯は総統官邸にいた。
警察の調べによると、窃盗の前科があるこの男性は中部の雲林県で鉄工所を経営。22日、北部の新北市で仕事の代金を受け取ろうとして自動車で北上したが、相手が見つからないことから台北見物に変更して、23日早朝には総統府付近の自由広場で写真を撮り、それから総統府に向かった。その際、携帯電話で写真を撮りながら運転していて注意を怠ったことから総統府に突っ込んでしまったという。助手席には大きななたもあったが、この男性の母親が農作業で使うものだとのことで、男性は政治的な目的はないと話している。家族の説明では、この男性は最近情緒不安定で、精神科で診察を受けたこともある。また、この日、男性が台北に来ていることも家族は知らなかった。
なお、午後1時すぎには女性が運転するオートバイが、総統官邸の門に突っ込んだ。女性にけがはなく、運転を誤ったことが原因だという。