台湾では2050年には電力が不足することになると予測されている。工業研究院は10日、「台湾2050年能源供需情境模擬器国際研討会(台湾2050年エネルギー需給状況カリキュレーター国際シンポジウム・Taiwan 2050 Calculator)」を開催、将来の台湾におけるエネルギーの需要と供給の問題について討論を繰り広げた。23の国と地区、および3つの国際組織からの学者や専門家が出席している。
行政院の毛治国・院長は、現時点での国家のエネルギー政策の重点は、エネルギーの供給と需要の関係を早急にはっきりさせ、電力不足の問題が発生しないよう確保することだ。それと同時に、さらに全面的な省エネルギー政策を推進、需要の面から着手し、既存政策等による省エネルギー効果等を見込んだ自然体での電力需要(BAUケース)を想定して電力の発展策を策定すると述べた。
毛治国・院長は、「われわれの選択肢は多元的なものだ。その反面、その影響も数多くある。コストの問題があれば、省エネルギーのプラス、マイナスの影響などもある。選択肢とその影響について客観的に考える必要がある。」との見方を示した。
台湾2050年エネルギー需給状況カリキュレーターは、工業研究院は英国政府が作成した2050 Pathways Calculatorを導入して作成した台湾版2050パスウェイ•カリキュレーター(エネルギーの需給体系とGHG排出量を分析するツール)。利用者は手軽に操作可能でインタラクティブのコンピューターゲームまで作った。このカリキュレーターの分析によると、今後のエネルギー政策を調整しないならば、台湾は2050年に電力が不足するようになり、経済発展まで影響を及ぼすという。