復興航空GE235便(ATR-72-600型機)の墜落事故発生から、8日で5日目となった。8日も墜落現場の基隆河には午前8時から、大量の人員が投入され、ローラー作戦による懸命の捜索作業が行われたが、8日夜時点で、なおも3人が行方不明となっている。
台北市内の松山空港から離島の金門に向かう予定だった復興航空GE235便は4日、台北市南港区で基隆河に墜落した。事故機には、乗客53人(台湾の旅客22人、中国大陸の旅客31人)及び乗組員5人、合計58人が乗っていた。
交通部民用航空局(民航局)は8日午前、記者会見を行い、墜落事故に対する最新の状況について説明した。民用航空局によると、乗客・乗組員58人のうち、15人が入院、40人が死亡(うち39人の身元が判明)したことが確認されたが、なお3人の男性(台湾の乗客1人、中国大陸の乗客2人)が行方不明となっている。
行政院中央災害対策センターによると、捜索作業は拡大して行われており、国防部からは60人、ヘリコプター3機、ボート8隻、M3自走浮橋2機などが、行政院海岸巡防署からは64人、車両16両、ボート10隻、内政部空中勤務総隊からも15人、ヘリコプター3機が出動しているという。
また、北部の台北市、新北市、基隆市、桃園市、新竹県市、北東部の宜蘭県、など各県市から438人、車両75台、ボート56隻が出動しているほか、台湾の最高学術研究機関・中央研究院(中研院)の水中考古学チームも参加し、金属探知機を使い、捜索に協力。事故現場の上流100メートルから、基隆河が淡水河と合流する関渡宮のエリアで懸命な捜索作業を行っている。
民航局は復興航空に対し、ATR機のパイロット71人を口頭試験に参加させることを命じた。民航局及び専門機関が7日から行っている口頭試験は10日夜には終了し、11日に結果を公表するという。なお、口頭試験に合格しなかったパイロットは、操縦が禁じられ、一ヶ月のトレーニングを受講を受けなければならない。旧正月の前後にはパイロットをシンガポールに派遣し、シュミレーションによる第二段階のテストを受け、かりにこれに合格しなかった場合には、そのパイロットは操縦が禁じられるという。
なお、この口頭試験の影響で、8日、復興航空の国内線は36便が運休となっている。明日9日も30便が運休になるという。