交通部観光局が、中国大陸からの旅行者の受け入れに特別枠を設ける。中国大陸から台湾を訪れる旅行者に与えられている人数の枠に余裕がなくなっていることに対し、交通部観光局の謝謂君・局長は3日、団体客、個人客ともに現行の枠を維持することを重ねて強調した。しかし、観光局は今年、特別枠を打ち出して、高級観光ツアー、原住民族の住む集落を訪れるツアー、企業の報奨旅行のツアーには人数の枠を設けないことにする。
交通部の陳建宇・部長は3日の交通部新春記者会見の席上、現在、中国大陸からの団体ツアー受け入れ枠は1日に5000人だが、高級観光ツアーの場合はこの制限を適用しない他、豪華客船や、離島・金門島と中国大陸間の船舶による通行手段である「小三通」ルートで台湾にやってくることも認めると述べた。
観光局の謝・局長は、今年、台湾は海外からの旅行者延べ1050万人を目指すとした上で、観光政策では量より質を重視して、台湾の観光の体質改善を図る考えを示した。中国大陸からの個人旅行枠について謝・局長は、昨年は1日平均で延べ3239人がやってきており、今年第1四半期は状況次第で調整を考慮するとしている。現在の上限は4000人で、観光局ではこれに接近した場合、5000人まで増やすかどうかを検討する
旅行業者によれば、現在、台湾旅行を待機している中国大陸の人たちは31万人で、最も長く待たなければならないツアーは3月24日になってようやく入境が認められるという状況。
なお、観光局のいうところの「高級ツアー」は、1人が1日に消費する金額が350米ドルを上回るツアー。また、原住民族の集落を回るツアー、ビジネス交流ツアーも観光局は拡大を図るとしており、これらのツアーには特別枠を設け、全体としての受け入れ枠の制限は適用されないようにする。