鳥インフルエンザが台湾本島の東部へと広がっている模様。台湾南東部、台東県のある小型の養鶏場でこのほど、H5亜型の高病原性の鳥インフルエンザウィルスが検出された。台東県では2日から、家禽類の飼育場の全面的な消毒に乗り出した。
今回の鳥インフルエンザはこれまで、中央山脈をはさんで台湾本島の西側に感染が集中していた。東部の台東県、花蓮県、宜蘭県は共同で防護線を設け、生きた鶏やガチョウ、アヒルが輸送されて蘇花公路と南回り公路に入ることを制限、台東県政府はさらに鶏の糞の輸送も禁じていた。
しかし、鳥インフルエンザはこれら防護線を突破した模様。台東市豊原里の橋の下にある小型の養鶏場では先ごろ、飼っていた200羽あまりの鶏のうち100羽あまりが出血して死んだ。サンプルを検査に送ったところ、1日夜、第二段階の検査で鳥インフルエンザの陽性反応が確認され、H5亜型のウィルスに感染していることが判明した。
台東県には開放方式の養鶏場が100カ所あまりあり、感染が広がり始めると押さえ込むことが難しくなることから、台東県政府は2日午前に緊急会議を開き、全面的な消毒を行うことに決定した。