日本のNHKのニュース番組「ニュースウオッチ9」が30日、映画『KANO』(日本での題名『KANO 1931 海の向こうの甲子園』)を紹介した。映画『KANO』は1931年に台湾中南部の嘉義農林学校の野球部が、日本の甲子園大会で準優勝した歴史を描いた映画。24日から日本でも公開されている。
番組は「映画『KANO』民族の違い乗り越えて」というテーマで、台湾における映画『KANO』のフィーバーぶりや、嘉義農林野球部の歴史を伝えたほか、同番組の大越健介キャスターが1月中旬に中南部・嘉義市を訪れ、魏徳聖・エグゼクティブ・プロデューサーに行ったインタビューを放送した。
魏・エグゼクティブ・プロデューサーは、大越アナウンサーのインタビューに対して、「1930年に発生した日本占領時代最大規模の抗日事件霧社事件を描いた映画『セデック・バレ』の撮影の際、嘉義農林のエピソードを知った。霧社事件の発生した翌年の1931年に、日本人、漢民族、原住民族の三民族によって結成された嘉義農林が甲子園に出場したという事実に驚いた」と話した。
番組では、大越アナウンサーが、台湾南部台南市の烏山頭ダムにある日本占領時代にそれを作り上げた日本占領時代の土木技師、八田与一氏の銅像前や、台湾の市街地で台湾の人びとにインタビューする模様を紹介した。取材を受けた台湾の人は「日本占領時代の歴史については知っているが、現在、そして未来に目を向けていくことが重要だ」と答えていた。
映画『KANO 1931 海の向こうの甲子園』や嘉義農林のエピソードは、『朝日新聞』や『読売新聞』など日本の大手紙で紹介されているほか、近藤兵太郎を演じた俳優・永瀬正敏さんのインタビューは、日本の各メディアに掲載されている。また国内最大級の映画情報サイト「ぴあ映画生活」の初日満足度ランキングで、同作は堂々の一位に輝いている。