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長崎で被爆、王文其さんが亡くなる

  • 30 January, 2015
  • Editor

1945年、日本の長崎県で被爆した台湾の医師、王文其さんが亡くなった。98歳と伝えられている。王さんは第二次世界大戦末期、長崎医科大学付属病院で医師として実習していたが、1945年8月9日午前11時ごろ、病院の3階で患者を診察していたときに原子爆弾が投下されて被爆した。

大怪我を負った王さんは廃墟と化した被爆現場を離れようとしたが体力が続かず気を失ったところ、日本人の女性3人と台湾籍の後輩が王さんを病院に運びこんだ。王さんが被爆した病院から、爆弾が爆発した場所は700メートルしか離れていなかったという。右にわき腹に爆発の衝撃で何かが刺さるなど大怪我を負ったが、恐ろしいのは放射線で、王さんはそれから便に血液や粘液が混ざり、体は何かに縛られているかのようにつらい症状が出たという。

半年後に妻と子供と台湾に戻り、出身地である台湾中南部・嘉義市に帰ると診療所を開設して地元の人たちのために貢献した。子供は男女合わせて7人だったが、みな被爆の影響は出ていない。被爆しながら健康だったことについて、王さんは、放射線治療の関係ではないかとしていたが、空港の出国検査では常に計器が反応して頭を痛めたと話した。

近年は日本の報道関係者が相次いで王さんの取材にやってきており、王さんは常に自ら見たこと、知っていることを詳しく伝えるとともに、戦争の怖さを強調、人々がこの教訓を胸に、悲劇を繰り返さないようにと訴えていたという。

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