中華民国台湾が、16年連続で「自由」な国家と評価された。アメリカの国際的な人権団体、「フリーダムハウス(Freedom House)」は28日、2015年の世界自由度調査の結果を発表した。それによると、中華民国台湾の自由度指数は1.5で、1999年以来16年連続で「自由」な国家と評価された。中華民国台湾は「政治的権利(Political Rights)」の項目では最も自由を意味する1級に、「市民の自由(Civil Liberties)」の項目では2級にランクされ、昨年と同様だった。
報告では、世界の自由度は9年連続で下落しているとし、ロシアによるウクライナ侵略、エジプトにおける民主の衰退、トルコのエルドアン大統領によるメディアと市民の自由に対する規制強化、中国大陸の中央集権化を具体的な例として挙げ、こうした事柄は、世界ほぼ全ての地域で自由という基準がますます疎かにされるようになりつつある、と指摘している。
「フリーダムハウス」の評価は1級が最高で、7級が最低。報告では香港についても言及しており、香港の「政治的権利」は5級、「市民の自由」は2級で、総合評価は3.5級で、昨年と同じ「部分的に自由」と評価したものの、香港ではメディアの報道の自由、及び中共が行政長官選挙の選挙方式を制限することに対する抗議集会の自由について制限を受けているとして、自由度は下落していると指摘した。なお、中国大陸の評価は、「政治的権利」の項目は最低の7級、「市民の自由」の項目は6級で、「自由がない」と評価された。