世界的な映画監督、マーティン・スコセッシ監督の新作映画の撮影準備が行われていた台北市内のロケ現場で、29日、死傷事故が発生した。
台北市消防局は午前10時ごろ、中影文化城(Chinese Culture and Movie Center)内で怪我人が出たとの通報を受けたため、現場に駆けつけたところ、セットの建物が倒壊、男性が3人負傷しており、このうち一人が病院に運ばれたのち死亡した。また、残り2人も、一人が右足骨折、一人が頭部を負傷した。
台北市政府によると、この建物は1994年以前に建築されたもので、撮影クルーが解体業者を雇い、解体作業を行っていた際に事故が発生したという。映画の撮影は同所で明日30日から正式に開始する予定だったが、変更を余儀なくされる可能性が出てきている。
『タクシードライバー』、『ディパーテッド』などで知られるアメリカのスコセッシ監督は、台湾を代表する国際的映画監督、アン・リー監督の推薦で、台湾で新作のロケを行うこと決断。台北市のほか、中部の台中市、東部の花蓮市などでもロケを行う予定だと伝えられている。
新作は、日本の遠藤周作さんの『沈黙』を原作としており、『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールドさんや、『96時間』のリーアム・ニーソンさん、また日本の浅野忠信さんなどが出演予定だという。