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世界トップレベルの放射光施設・TPSが落成

  • 25 January, 2015
  • Editor
世界トップレベルの放射光施設・TPSが落成
馬總統、落成式でテープカット

財団法人国家放射光研究センター(NSRRC)が70億元を投じて建設した放射光源設備・TPS( Taiwan Photon Source)の落成式典が25日午前に行われた。馬英九・総統は出席した産官学各界のゲストとともに、中華民国の最先端科学技術の新たな方向性を示す一里塚に立ち会った。

TPSは、ビームエネルギー3 GeV、ビーム電流500 mAを設計値とする新しい放射光施設。馬・総統は、TPSの建設は設計、建設、組み立てからテストに至るまで、すべて台湾の人材によるもので、このことは非常に貴重なことだ、難易度が高かったが、成果は他の国家を大きく越えることができたと高く評価した。また、最先端の物理といえるTPSは、科学技術の領域で台湾を筆頭格にすることができるものだと大きな期待を寄せた。

馬・総統は、2008年に総統に就任したとき、科学技術発展の経費は869億元だった、その後金融危機などに遭遇し、政府の財政は非常に苦しいものになったが、去年までで、関連経費は938億元となり、8%成長している。このことは、政府が科学研究を重視していることの現れであり、将来的にも最先端のハイテク人材を全力で支持、台湾が世界の科学研究をリードできる立場になることを目指したいと語った。

科技部の林一平・部長代理によれば、「光」は大自然を観察するための絶好の媒介であり、すでに20名が、X線による物理、化学、医療などの研究でノーベル賞を受賞しているが、TPSの輝度は従来のX線管が発するものの兆倍以上。まさに「台湾の光」と呼ぶにふさわしいという。

NSRRCの果尚志・主任は、TPSは今年世界で最も明るい光源となると語り、年内には5箇所の実験ステーションを設け、来年初めには研究人員が最先端の科学実験に取り組める予定だと説明している。また、従来のX線では骨格やがん細胞などを透視することが可能だが、これよりもさらに強い放射光は、科学技術をミリ単位からナノ単位に進化させ、通常目に見えない複雑な物質を捉えることができるようになるという。

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