1955年の「一江山の戦い」から60年となり、馬英九・総統が平和への願いを重ねて強調した。「一江山の戦い」とは、1955年、中国大陸浙江省の一江山島で、中華民国国軍と中共人民解放軍が行った戦いで、1月19日に国軍500人以上が戦死した。
馬英九・総統は20日、この戦いから60年を記念する式典に出席、この戦いで犠牲になった当時の指揮官、王生明・将軍に最大の敬意を表すと述べた。馬・総統は当時の戦闘の激しさについて触れた上で、今は時代が異なり、みな平和的手段による争いの解決を望んでいると指摘、過去7年間、中国大陸との関係改善に努めてきた目的はとにかく平和だと強調した。
馬・総統は、「過去7年来、両岸関係の発展を推進してきた目的は一に平和、二に平和、三に平和だ。平和があってこそ、繁栄と進歩がもたらされる。我々は中国大陸と21の協定を結んだことで、平和の基礎をより固めた。これらの協定には平和という字は出てこないが、平和を基礎としなかったら、一つも結べなかっただろう」と話した。
馬・総統はそして、自身の両岸政策は、中華民国憲法の枠組みの下、台湾海峡両岸は「統一しない、独立しない、戦わない」という現状を維持すると共に、92年コンセンサスである「一つの中国、各自解釈」の立場表明を基礎に、両岸関係の平和的な発展を推進するものだと改めて説明した。馬・総統は、この明確かつしっかりとした政策が両岸を65年来もっとも安定した状態にしていると述べ、今後もこれを基礎に、両岸の人々が戦火を遠ざけられるようにと願った。