与党・国民党の新たな主席に、朱立倫氏が就任した。昨年11月の統一地方選で国民党が大敗した責任をとり、馬英九・総統が党主席を辞任したのを受けて、国民党は17日に主席の補欠選挙を行った。その結果、ただ一人立候補していた、副主席で台湾北部・新北市の市長を務める朱立倫氏が過去最高の得票率で当選した。
国民党は19日、新たな主席の就任式を行った。
朱立倫・新主席は、厳粛で、重い責任を負うという気持ちでこの職を引き受けると述べた。朱・国民党主席はまた、一部の党員は「党が疎遠になった、声が届かない」と訴えているとして、党をオープンにして、末端の党員を呼び戻すことから始めたいと話した。
さらに、統一地方選での惨敗については、国民党の基本路線と主張は常に主流民意と共にあるとし、党の考えと民意を結び付けていく必要性を強調した。そして、党として立法院での議員団、ならびに行政院との意思疎通を強化していく考えを示した。朱・主席は、「もう一度強調する。行政権は立法権を迫害すべきでなく、立法権は行政権を阻んではいけない。行政と立法が同時に進んでこそ、国民のための政策を推進できる」と話している。
式典に立ちあった馬英九・総統は、改革と団結こそ、国民党の未来に向けての課題だと指摘し、すべての党員が心をひとつにして朱・主席を支えていくよう呼びかけた。
朱・主席は、台湾海峡両岸政策について、国民党が両岸関係の平和的な発展、ウィンウィンを目指す原則は正しいとする一方で、関係の急速な発展過程において、双方の社会の違いが台湾の社会心理に影響し、台湾の人たちに不安をもたらしていると指摘、党としてこの点を見直していく考えを示した。
一方、党の人事について、朱立倫・主席は、行政院の李四川・秘書長を国民党の秘書長に指名した。また、台北市長を退任した郝龍斌氏、嘉義市長を退任した黄敏恵・女史が選任の党副主席となる。政策会執行長には、頼士葆(らいしほ)氏が務めます。これらの新人事は21日の国民党中央常務委員会にかけられます。
なお、これまで毎週火曜日に行われていた中山報告会は廃止されます。中山報告会は、水曜日の中央常務委員会の準備会議としての性質であることから、内部の会議で済ませることにするということ。