台湾の養鶏場、養殖場におけるH5N2型、H5N8型鳥インフルエンザの流行が拡大している。行政院農業委員会動植物防疫検疫局は18日、台湾における鳥インフルエンザの最新状況を発表した。
行政院農業委員会動植物防疫検疫局の張淑賢・局長は18日、17日午後6時までに、サンプル検査を行った養鶏場、養殖場は9つの県市で216ヶ所に達し、このうちH5型の鳥インフルエンザの感染が確認された養鶏場は24ヶ所増え、194ヶ所となったことを明らかにした。これまで、127ヶ所で殺処分及び消毒作業が行われているという。
張淑賢・局長は、中部、彰化県の伸港郷にある養鶏場の地鶏が、新型のH5N2型鳥インフルエンザに感染し、47羽を殺処分した上で、彰化県政府が周囲の養鶏場の調査と、感染防止の強化に乗り出したことを認めた。張・局長は、「この養鶏場は、放し飼いの養殖を行っていた。水禽類の養殖に状況が似ており、渡り鳥がもたらしたウイルスによる感染の可能性があることから、彰化県はすでに周囲の養鶏場について訪問調査を行っている。周囲1キロについては養鶏場なく、周囲1キロから3キロまでの養鶏場について調査体制を強化しているが、今のところ異常は確認されていない」と説明した。
張淑賢・局長はまた、彰化県芳苑郷の養鶏場から、南部、屏東県の処理場に輸送された地鶏についても、ウイルス感染の疑いのあるものが見受けられたが、現在、感染の有無についてサンプル検査を行っていることを明らかにした。
このほか、鳥インフルエンザ感染防止の新たな制度が18日から開始された。今後、水禽類を処理場に輸送する際には、医師のサイン入りの健康証明書の添付が必要となり、違反した場合は台湾元5万元以上100万元以下の罰金に処される。また処理場が、健康証明書のない水禽類を受け入れた場合には、1日処理を休止した上で消毒を行い、また受け入れた水禽類のサンプル検査を行わなければならない。