陳水扁・前総統が「刑務所外治療」のため、台中刑務所から仮出所した。収賄やマネーロンダリングの罪で服役中の陳水扁・前総統は健康状態の悪化が伝えられ、刑務所外で生活しながら治療を受ける、「刑務所外治療」を求める声が高まっていた。
法務部矯正署は5日午前、10人からなるチームで「刑務所外治療」を認めるかどうかを検討し、これを認めると決定。陳水扁氏は午後3時半、息子の陳致中氏らが付き添う中、車椅子で刑務所を離れ、刑務所側が用意した車で台湾南部・高雄市の自宅に向かった。「刑務所外治療」は自宅に戻れるなど、「仮釈放」に近い。陳氏は2008年末に逮捕され、その後収監されており、帰宅は6年ぶり。
矯正署では今回、進行性の神経機能低下を患っていると判断。法務部の陳明堂・次長は、「神経機能低下の現象が、脳の複数の異なる区域で起きている。現在の治療方法では効果が限られる。このため現在の環境を離れなければ改善が期待できない。また、精神的にも障害が重く、『刑務所では適切な治療が施せない』などのケースに合致した。刑務所外治療の1ヶ月間、より適切なケアを受けられるはずだ」と話した。
陳・外交部次長はまた、刑務所外治療は1ヶ月間で、矯正署が1ヶ月ごとに診察して延長が必要かどうかを判断すると説明した。