1月1日は中華民国の開国記念日。馬英九・総統は1日午前、総統府で行われた政府高官の元旦の初顔合わせ式で、「社会和解」、「与野党連携」、「両岸平和」などの三項目について元旦の祝辞を発表した。馬・総統は、台湾が空回りしないよう、国家元首としての責任を果たすと強調した。
馬・総統は、社会和解の基礎は理解だと指摘、昨年3月の学生運動は、台湾に大きな影響を与えたと認め、今後、政府は、これまでと異なる方式で若い世代と弱い立場にある人たちに対する理解を深め、その立場に立って考え、その声に耳を傾け、その意見を政策に取り入れるよう努力するとしている。
与野党連携について、馬・総統は、和やかな家庭は栄えるという台湾の諺を引用、人民に有利なことなら、それについて与野党の対話と連携を促すよう努力すると約束、議題にかかわらず、各種の形の国是会議についてもその成り行きを楽観視するとの立場を示した。
両岸関係について、馬・総統は、過去一年、両岸関係は穏やかに前進、両岸事務を担う双方の行政首長は、まず中国大陸の南京、それから台北、中国大陸の北京で三回対面し、役職名を呼び合った。これは台湾海峡が分割統治されて65年来初めてのことだった。過去6年来、台湾で進学する中国大陸の学生が大幅に増加、両岸の若者は交流を通じて親交を深め、中華民族の次の世代の平和のために強固な基礎を築き上げたと喜んだ。
馬・総統は、過去一年、台湾社会には各種の不満と対立があった。国民は選挙結果を通じてそれを伝えた。新たな一年を展望して、政府は教訓を心にとめてこそ、社会の安定を図れるのだとの見方を示した。