収賄やマネーロンダリングの罪で服役中の陳水扁・前総統の刑務所外治療が注目されている。陳水扁・前総統は健康状態の悪化が伝えられており、野党勢力を中心に、刑務所外治療を求める声が強まっている。刑務所外治療はほぼ仮釈放に近い状態。
法務部矯正署では陳水扁氏の病状を鑑定するチームを組織、このチームは29日午後に第三次会議を開いた。法務部の陳明堂・次長は30日、報道陣に対し、会議には鑑定チームの15人が全員出席し、陳水扁氏の処遇で意見が一致したと明らかにした。一致した意見は、「刑務所外治療を認め、自宅で静養させること」と伝えられている。
陳・法務部次長はしかし、正式な鑑定報告が台中刑務所にまだ届いておらず、30日に刑務所外治療に移すことは難しいと述べた。刑務所外治療に鑑定チームが同意したとしても公文書のやりとりに数日はかかり、30日のうちに帰宅することは困難だということ。
陳・次長は、「台中刑務所は正午の時点で報告を受け取っていない。受け取ってからは台中刑務所の意見をつけ、公文書を矯正署に送ることになる。矯正署内部にも審査チームがあり、そこで許可されて公文書が台中刑務所に送られる。刑務所刑罰執行法にしたがい、保証金も必要だ。だから今日というわけにはいかない。タイムスケジュールも当然ない」と話した。
また、陳・次長は、陳水扁氏が刑務所外治療の対象となった場合、その期間は1ヶ月で、その後検査をして病状に応じて延長するが、延長は3ヶ月が限度だと説明した。
総統府の馬瑋国・スポークスマンは30日、総統府は法務部が専門性と法律の規定に則って下す決定を尊重すると述べている。