馬英九・総統が、中華文化の伝承に向けて、「正体字」を保存することの重要性を強調した。第11回世界中国語文教学シンポジウムが26日、国立台北教育大学で開かれた。馬英九・総統は開幕式で挨拶し、中国大陸で使用される簡略された字、「簡体字」ではない、台湾が使用する伝統的な「正体字」の重要性を強調、「正体字」を使用する人は世界で4000万人に満たないが、「正体字」は漢字の美しさを伝えている他、古代の書物との距離を縮めるものだと魅力をアピール。
馬・総統は、「簡体字」との共存について、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを例に、そこに対立は生まれていないと指摘、「正体字」と「簡体字」を併記する方法で、台湾海峡両岸の人たちのどちらにも「相手側はどう書くのか」を理解させることが最もいい方法だと述べた。
馬・総統は、現在、中国大陸からの人も含めて台湾で学ぶ留学生は7万6000人で、そのうち1万6000人は言葉を専門に学んでいると紹介、2016年にはこれを2万9000人に、2021年には4万人に増やす考えを示した。さらに馬・総統は、漢字を世界遺産として登録すべきだと主張、言葉は文化を決定し、文化は民族を決定するので、言葉がなければ文化の復活はできないと説明し、「正体字」を残していく必要性を訴えた。