うなぎの稚魚シラスウナギの収穫量が、過去10年で最多となり、値段も大幅に下がった。ただ、うなぎ料理の値段にはそれほど反映されない模様だ。
行政院農業委員会漁業署の沙志一・署長は17日午後、うなぎに関する記者会見を開き、昨年11月下旬から今年2月28日まで収穫したうなぎの稚魚は、この10年で最多となる9トンに達し、養殖池に入れる稚魚の価格はこの5年で最低になったと説明した。
台湾区うなぎ発展基金会の汪介甫・執行長は、「今年シラスウナギの収穫量は大幅に増え、9トンに達した。稚魚を養殖池に入れる『池入れ量』は12.5トンとなった。昨年の卸売り価格は最高で1キロ台湾元1600元だったが、今年は5匹で1キロのサイズで1キロ550元まで下がっている」と話した。また、シラスウナギの収穫量が大幅に増えたことについては、台湾とフィリピンを襲った台風の影響によるものではないか、との見方を示した。
漁業署の沙・署長は、シラスウナギが安くなったことで、うな重などうなぎ料理の価格引下げの余地はあるはずだとしたが、汪・執行長は、「うなぎ料理屋が、5匹で550元のうなぎを使うとして、1匹110元。これをうなぎ料理にするためにはその他のコストも掛かる。ここ数年はうなぎの生産量が減り、価格は高止まりしており、今年は相対的に合理的な価格にもどっているにすぎない」と話し、値段が下がる可能性は低いとの見方を示した。