睡眠障害の新たな診断技術が開発され、来年には日本やアメリカなどへ売り込まれる見通しに。睡眠しているときに息が止まる、睡眠時無呼吸症候群の診断にはこれまで2日から7日必要で、台湾では睡眠センターに一晩泊まることが求められるのが一般的だが、国家実験研究院は先ごろ、睡眠障害リスク評価技術とプラットフォームの開発に成功。これは映像と計算、クラウドシステムの三つの分野の技術を結合して、わずか15分間で診断できる世界初の画期的なシステムだという。この技術は台湾の海昌生技(バイオ技術)社に移転されることになり、16日に契約締結のセレモニーが行われた。来年3月に台湾で発売し、年末までには中国大陸、ヨーロッパ、アメリカ、日本などに売り込んでいくという。
台湾睡眠医学会によると、台湾では約45万人の成人がこの病気に悩んでいる。症状は睡眠時に呼吸器官が圧迫されて呼吸が止まり、驚いて目を覚ましては再び呼吸を始めるというもので、時には一晩に数十回も起きる。
この症状を診断する睡眠センターのベッド数に限りがあるため、患者は1ヶ月以上待たなければならないケースもある。これが15分間で、85%の精度の診断が可能になることで費用も大いに節約できる。国家実験研究院では、現在世界であるのは主に映像だけを用いたものであるのに対し、今回開発されたものは映像に計算流体力学、クラウド技術を組み合わせており、世界で類を見ない画期的な技術だと話している。
この技術の移転を受ける海昌バイオ技術では、ヨーロッパの人たちは食習慣の関係で、この症状に苦しむ人が台湾より多いとし、国際普及センターを立ち上げて世界の市場に売り込んでいくと意気込んでいる。台湾では来年3月、医療機関を対象に提供を始める予定で、患者は自費ながら台湾元4000元から5000元で検査を受けられる。従来の1/2程度の費用だということ。