台湾北部・新北市の朱立倫・市長が、与党・国民党の主席選挙に立候補する。国民党の副主席でもある朱立倫氏は12日午前、自身のフェイスブックで、馬英九・総統が主席を辞任したために行なわれる党主席の補欠選挙に立候補すると明らかにした。しかし、朱氏は先ごろの統一地方選挙で再選を果たした新北市長の任期を全うするとしており、2016年の次期総統選への出馬は否定。
朱立倫氏は、先ごろ行なわれた統一地方選挙での国民党の惨敗は、党の路線と国家運営について深く反省し、徹底的に見直す必要があることを示したと指摘。そして、国民党にとって暗黒の時代に自分はこれを見捨てるわけにはいかず主席選挙に出馬すると宣言、将来国民党が政権与党であろうが、下野しようが、党は常に人々と共にあり、公平さと正義を堅持し、人々が持ち、人々が治め、人々が恩恵を受けるという党創設の精神を取り戻すと強調した。
朱立倫氏は、国民党は核心となる価値を改めて打ち立てる必要があるとし、公平で正義にかなう財政、租税制度や法令、規定を打ち出していく考えを示した。また、経済成長だけを重視してきたやり方から、効率アップや、より公平な分配を追求する方向に転換し、若者の努力が成功の機会につながるようにし、土地に関する公正さと持続可能な環境を追い求めていくとしている。
朱立倫氏はさらに、与野党の対立の結果、人々の問題が結局解決されない現状を打破するには人々の力を政治の仕組みに取り組むしかないとし、国民投票による憲法改正を通じて現行の総統と行政院長の「双首長制」から内閣制に改める必要性を主張、また、投票年齢を18歳まで引き下げること、政党が比例代表の選挙に参加できるハードルとなる得票率を現行の5%から3%まで引き下げること、そして、不在者投票の実施、単一選挙区二票制の見直しなどを党の主張に取り入れていく考えを示した。