台湾中南部・嘉義市にある国立嘉義大学のKANO野球記念パークに、近藤兵太郎氏と、生徒、蘇正生氏の銅像が設けられ、8日に除幕式が行われた。これは国立嘉義大学の前身、嘉義農林学校の卒業生たちが学校側に寄贈したもの。
嘉義農林学校は1928年4月に野球部を創設、その後、近藤氏が4年間で台湾一にし、さらには1931年、日本の甲子園で準優勝を果たした。この歴史を映画化した作品、『KANO』は今年台湾で公開され大ヒットした。『KANO』は来年1月、日本でも公開される。
蘇正生氏は初代のメンバーで、嘉義農林の奇跡に立ちあってきた選手だという。嘉義大学では、これら銅像を建てることで、当時の、「堅実で苦労に耐え、決して負けない」という精神で今の学生たちを励ましたいとしている。
なお、この日は桜の植樹式も行われた。これは、財団法人沐恩文教基金会が嘉義大学に贈呈した日本の「陽光桜(ようこうざくら)」30株を植える活動。嘉義大学の邱義源・学長、沐恩文教基金会の創設者、荘国欽氏、日本からやってきた日本さくら交流協会の会員らがKANO野球記念パークに植樹した。
荘国欽氏によると、「陽光桜」は日本のある小学校教師が第二次世界大戦で召集され、戦死した学生を記念するために開発した品種だという。