今年の台湾を代表する漢字として、「黒」が選ばれた。台湾の大手企業グループ、ファーイースタン(遠東)グループの基金会と、大手日刊紙、聯合報の共同開催による、今年を代表する漢字イベントの結果が3日に発表され、不正、違法といったダークな意味合いをもつ「黒」が選ばれた。
21日間にわたって行われた電話投票では、6万2607票が集まり、このうち「黒」がおよそ5分の1を占めた。また、今年は食用油を初め、大手食品メーカーの様々な問題が明らかになったこともあり、上位10位の漢字は、いずれもマイナスの意味をもつ漢字で、11位にようやく誠実の「誠」がランクインしたという。
聯合報の游美月・総編集長は、「ダークな食用油、ダークな企業、ダークな政治家に対して、台湾の人々の我慢は限界だ。『黒』の字は人々の鬱屈した気持ちが現れている」と指摘した。
また、ファーイースタングループ傘下のSOGO百貨店の黄晴雯・董事長は、「過去6回はいずれも上位に、愛情の『愛』という字が含まれていたが、今年は初めて候補入りしなかった」として、「来年は『愛』を取り戻そう」と呼びかけた。