内政部営建署が、国立故宮博物院の南部分院(南院)のスケジュールどおりの竣工に自信を示した。
国立故宮博物院は、台湾中南部・嘉義県太保市に南部分院を建設している。中華民国政府で公共工事の建設を担当する内政部営建署、南部工程処の呉瑞安・処長は12日、10月23日までの工事の進度は36.35%で、予定の34.47%を上回るペースだと明らかにした。呉・処長はそして、来年10月には竣工できるよう工事の進度を引き続きしっかり管理していくと述べ、スケジュールどおりのオープンに自信を示した。
南部分院は、台湾中南部に文化、社会、経済の発展をもたらせるようにと計画され、オープンしてからはアジア各地の文物を主に収蔵する、「アジア芸術文化博物館」という位置づけになる。収蔵のほか、研究、メンテナンス、教育、展示などの機能が備わっている。
また、建物はグリーン、安全、防災を重視した設計で、耐震機能では新しい、滑り振り子型免震装置を採用しているという。洪水への対抗措置としては、近くにある河川、朴子渓で200年に一度発生する高い水位を想定した施設を設ける。
故宮博物院南部分院は来年中には試験的な運営を始める計画で、2016年10月には、日本の東京国立博物館ならびに九州国立博物館の国宝などによる、「日本美術の粋」展覧会が開かれることになっている。