台湾映画の名作、『彩雲飛(雲が漂う)』がデジタル修復され、今年のゴールデンホース(金馬)国際映画フェスティバルで上映される。台湾の著名な映画監督、李行・監督が手がけ、往年の美人女優、甄珍さんが主演した『雲が漂う』は、女流作家、瓊瑤さん原作で1970年代にブームになった一連の恋愛映画の代表作の一つ。甄珍さんはこの映画で一人二役を演じ、自然な演技が大好評で最大の代表作となった。
昨年、甄珍さんは台湾のアカデミー賞とされる、ゴールデンホースアワード(金馬奨)で特別功労賞を受賞、主催者側は『雲が漂う』を上映しようとしたが、国家映画センターに残るプリントの状態が極めて悪く、香港のプリントは10分間放映できない部分があった。このため、国家映画センターではデジタル修復を決定、二つのプリントを合わせて1年かけて美しく甦らせた。
7日に行われた記者会見には甄珍さんも出席、「昔の映画をこれほどきれいに修復できることは幸せなことで、光栄だ」と話した。かつての台湾映画の多くで修復が待たれていることから、国家映画センターはこのほど初めて李行・監督と協力し、李・監督の手がけた映画12本のスチールをカレンダーにして発行、映画ファンに販売してデジタル修復の資金にする考え。