APECアジア太平洋経済協力会議が11月5日から11日にかけて、北京で開催される。中華民国台湾は、主要会議の他に、経済部の杜紫軍・部長と、中国大陸商務部の高虎城・部長との二者会談、いわゆる「杜高会談」に向けて調整を進めている。ECFA(両岸経済協力枠組協議)の後続協議に関する議題が討論される模様。
APECでは、11月7日から、2日間続けて閣僚会議が行われる。経済部の杜紫軍・部長、国家発展委員会の管中閔・主任委員はともにこれに出席、杜・部長は、首脳会談の際に、中華民国台湾のスポークスマンも務める。
APEC開催期間、各国の経済・貿易担当大臣や首脳が一堂に会する得がたい機会であるため、中華民国台湾が二者会談を行う相手国や議題などは、常に各界から大きな関心が寄せられている。
中でも、「杜高会談」が実現するか否かに関する関心が最も高い。実現すれば、両者ははじめて対面することとなる。
中華民国台湾では、ECFA(両岸経済協力枠組協議)後続協議についての討論や意見交換を希望しており、これにより両岸商品貿易協定交渉の加速を促すことになるかどうかが注目される。
しかし、中国大陸と韓国のFTA(自由貿易協定)が年内にも妥結される予定になっており、さらには、APEC期間内の妥結もあり得ると伝えられている。台湾と中国大陸との両岸商品貿易協定を中国大陸と韓国のFTA締結後6ヶ月以内に完成させたいとする目標について、杜・部長は、引き続き努力したいと述べている。
「杜高会談」以外にも、中華民国台湾はAPEC期間中に、他国との二者会談のセッティングを積極的に進めている。FTA締結を希望する相手国に絞り込むのかどうかについて、経済部では、APECの議題に関する内容であればよく、対象を絞り込むことはしないとしている。