デング熱の発症者数が、先週一週間で1525件を記録し、過去最高を再び更新した。
10月下旬になっても、台湾のデング熱はなおも流行終息の兆しをみせていない。衛生福利部疾病管制署は28日、先週、台湾南部高雄市鳳山区で、76歳の男性がデング出血熱で死亡したことを明らかにした。疾病管制署によると、男性は過去にデング熱に感染したことがあるほか、慢性病を患っており、10月中旬にデング熱に感染後、病状が悪化、ICUで治療を受けていたものの、25日に亡くなったという。これで今年、台湾におけるデング熱による死者は7人に増えた。
また、先週一週間の感染者は1525件と過去最高を記録した。感染は高雄市に集中しており、他の県・市での発生は僅かだという。今年の夏に入ってから、台湾で感染した人の数は7525件に達し、過去最高だった2002年の5336件を超えた。
疾病管制署感染症情報センターの劉定萍・主任は、今年はデング熱が早く発生した上、地球の異常気象で温度が上昇したこと、さらに流行した場所が人口密集地でかつ古い集合住宅の多い高雄市の前鎮区であったことなど、様々な不利な要素が重なったことが、感染者数増加の原因だとしている。また、終息時期について、現在はまだピークにはなってない。これまでのピークは10月中頃だったが、今年は11月に入ってから流行が収まっていくとみられる、と述べた。
感染症情報センターの劉・主任は、衛生部署では現在、感染者の多い高雄市三民区で毎週1万5000個の水がたまった容器の水を捨てるなど、全力でデング熱を媒介する蚊の発生源の駆除を行っているといい、人々に対して、家の内外で、こうした発生源に注意するよう呼びかけている。