馬英九・総統が、エボラ出血熱の侵入および感染を万全の態勢で防ぐよう呼びかけた。馬英九・総統は21日午前、エボラ出血熱に関する国家安全会議を召集。政府各部会による対抗策についての報告を受けた馬・総統は、エボラ出血熱は現在のところ接触によって感染するとされ、2003年に台湾で流行した新型肺炎の飛まつ感染とは異なること、ならびに台湾には伝染病への対応で豊かな経験と備えがあることを指摘し、「国民は過度に恐れることはない」と強調した。
現時点で、エボラ出血熱への対抗策は、出国者への広報活動、入国者への検疫、国内での感染を想定した準備と訓練、国際的な協力などで、衛生福利部が指揮をとり、状況に応じて指揮レベルを引き上げることになっている。馬・総統は、かりに中国大陸でエボラ出血熱が広がったならば、感染者が台湾にやってくるリスクが高まるとし、万全の準備が必要だと訴えた。
馬・総統はまた、衛生福利部が統一した感染防止計画を立て、感染防止のための資源の確認や政府各部会の連携強化などを行うと共に、訓練の成果を検証していくよう指示。
馬・総統は一方で対外援助にも触れ、国際基準を満たす感染防止装備10万セットと100万米ドルの寄付を計画すると共に、アメリカのCDC(疾病対策センター)、もしくは非政府組織を通じて、台湾がエボラ出血熱撲滅に参与する用意があることを伝えていくとしている。