食品会社、味全公司が違法な油を使用しながらそれを隠蔽していた事件を捜査していた台北地方検察署が、味全公司の前董事長である魏応充・容疑者には重い刑を求める方針を明らかにした。
検察側によると、味全公司は2007年にオリーブオイルやグレープシードオイル製品のサプライヤーをスペインの会社から大統長基公司に変更、品質管理部門の職員がその油脂製品に異常を発見したものの、同社は魏氏らの指示に従い、認められていない着色剤(Copper Chlorophyll)が含まれた大統長基公司の油脂製品を使い続けると共に、検査人員に検査の基準を甘くするよう命じた。
その後昨年10月、大統長基公司の製品の問題が発覚してからは、魏氏らは味全公司の製品を改めて検査、やはり異常が見つかったがが、検査結果を隠蔽するため、検査を請け負った会社から偽の報告書を取得し、自社製品に問題がないことを示す根拠としていた。
台北地検は21日に捜査を終え、魏応充氏ら13人を起訴。台北地検は、魏氏は台湾が築いてきたグルメの良好なイメージを傷つけ、消費者を不安に陥れながら、犯行後も反省の色が見えなかったとして、重い刑を求める方針を示した。
魏応充氏は、食品を中心とした大手企業グループ、頂新グループの中心人物の一人で、このほど発覚した違法なラード事件にも深くかかわっていると見られている。