衛生福利部食品薬物管理署が15日午前、緊急記者会見を開き、台湾の大手食品メーカー、南僑グループが食用油に工業用の油を混入する疑いがあるとして、南僑グループの製品や食用油貯蔵タンクを差し押さえたと発表した。
食品薬物管理署の姜郁美・代理署長によると、関連機関は先ごろ、南僑グループの食品製造工場を検査したところ、原料のラードから非合法な成分は検出されていなかったものの、原料のバター、ココナツオイル、パーム油から工業用の原料の可能性があるものを発見した。現在、桃園県衛生局は、南僑グループの製品を検査しているところだ。南僑グループは、自らの潔白を証明できる書類を提出することができない場合、市販されている商品をすべて棚からおろさせるという。
この件について、行政院の江宜樺・院長は、衛生福利部に対して早急に真相を究明して処置を行うよう指示した。江・行政院長は、企業の規模を問わず、不法な行為を行い、または非合法な原料を使用した場合、政府はそれを厳しく処罰するとの立場を示した。
なお、南僑グループの陳飛龍・董事長は15日、自ら記者会見を開き、同社の食用油に工業用の油が混入されていないと強調、調査を受けた結果、不法な行為があった場合、工場を閉鎖し、市場から退くと宣言した。