中華民国政府で対中国大陸政策を担当する行政院大陸委員会(陸委会)は10日夜、双十国慶節祝賀大会における馬英九・総統の台湾海峡両岸および香港に関する談話について、「両岸の人々が、共に中華民族であることに基づいた談話であり、台湾海峡両岸の平和、安定的な発展、及び香港の人々が民主、自由を求めることに対して関心を寄せたものだ」と説明した。
行政院大陸委員会はその上で、馬英九・総統を含む多くの中華民族台湾の国民は、香港政府と香港の人々が理性的に対話をし、現在の情勢を平和的に解決することを希望しており、中国大陸は台湾の善意を汲み取り、理性的に取り扱うべきだと指摘した。
行政院大陸委員会はまた、「中華民国は、台湾において民主憲政体制を実施しており、中国大陸は、台湾の人々の民主的な制度と生活への堅持について尊重し、理解しなければならない」と述べたほか、「中国大陸が積極的に改革を進めていくと同時に、台湾は中国大陸が香港の民意に耳を傾け、香港の民主に向けたプロセスを順調に進めていくことを期待する。これは両岸関係の長期的な発展において深い意義をもつものとなる」と指摘した。
行政院大陸委員会はさらに、「92年コンセンサス、一つの中国、各自解釈」は、両岸の制度化された協議、相互交流のカギとなるものであり、中華民国政府は今後も、両岸の人々が幸福を求める理念を堅持していくと共に、中国大陸に対して、この数年間に渡って、両岸が共に努力してきた成果を大切にしていかなければならないと呼びかけていく、との立場を示した。