江宜樺・行政院長が、中国大陸のサイバー攻撃は全力で防ぐとしている。行政院国家情報通信安全会議の召集人を務める、科技部の張善政・部長は、さきごろ、中華民国政府のウェブサイトが、中共の軍部が組織するサイバー部隊による攻撃を毎日受けていることを認めた。
与党・国民党の林徳福・立法委員は7日、立法院での質疑で、江・行政院長に対し、政府の対抗能力について質問した。江・行政院長は、中国大陸のサイバー部隊は常に政府のウェブサイトにアクセスしている他、民間のウェブサイトも攻撃してサイバー攻撃の実力を磨くと共に、我が方の機密を盗み出そうとしていると説明した。しかし、江・行政院長は、台湾は全力でこれに対抗しており、最も重要な情報インフラが影響を受けないよう守りきる能力があると強調した。
江・行政院長は、「台湾海峡両岸関係は平穏無事ではない。表面的には静かでも、水面下では、思惑が渦巻いている。中共は、台湾の様々な活動に対する攻撃の動きを絶えず行なっている。これは陸海空軍の演習だろうが、サイバー部隊であろうが同じであり、我々が気を緩めることは無い」と述べている。
武力攻撃とサイバー攻撃を同時に受けた場合の対応について、江・行政院長は、政府と軍部のシミュレーションや演習で、それに似た状況への訓練を行なっており、重要な政府機関の機能がマヒすることはないと答えた。
また、反撃のためのサイバー部隊を設置するかどうかについて、江・行政院長は、政府の専門人員は訓練を受けているが、主な任務は防衛だと説明した。