行政院の江宜樺・院長が、中華民国政府と国民は普通選挙の実施を求める香港の民主化運動を支持すると述べた。香港では1日と2日は連休のため、普通選挙の実施を求めて香港の金融街であるセントラルを占拠した人はさらに増えた。江・行政院長は1日、報道陣のインタビューに対し、香港の民主派への支持を表明すると共に、この街頭デモの発展を注視していると述べた。
江・行政院長は、香港当局とデモに参加した人たちが、理性的で、平和的な原則に基づき、十分に意思疎通をするよう呼びかけると共に、「自由と法治を尊重するこれまでの香港の精神に基づけば、事態は妥当に収拾されるだろう」との見方を示した。江・行政院長は、また、自由と民主は、世界共通の価値であるとし、世界各国が共に香港の民主化運動を支持するよう呼びかけた。
一方、香港の警察は先ごろ、強い姿勢でデモに参加した人たちの排除を図ったが、参加者は依然としてセントラルを占拠しており、中共が人民解放軍、または、武装警察を出動させるかどうかに注目が集まっている。与党・国民党の立法委員は1日、立法院外交および国防委員会で、中国大陸の沿岸部における中共人民解放軍と武装警察の動向について、国防部の厳明・部長に質問した。
厳明・部長はこれに対し、「広東省の広州、または香港では部隊が結集する形跡は見られない」と述べ、10月1日は中共のいわゆる、「国慶節」であるため、9月30日から10月8日までの期間中、恒例の戦備強化があると説明した。