台風16号は21日午前10時ごろ、台湾最南端のガランビを掠める形で台湾本島の東の海岸線に沿って北上、南部から東部に大量の雨を降らせて夜10時ごろに台湾北東部・宜蘭県の三貂角を掠めて台湾の北の海に抜けた。夜11時の時点で台風16号は基隆の東北東約30キロの海上にあり、時速19キロから25キロで北に進んでいる。
中央気象局では22日午前に陸上台風警報は解除できるとしている。台湾中部の彰化以南及び南東部の台東は暴風域から抜けた。しかし、中部の台中以北、宜蘭、東部の花蓮、中部の南投では引き続き強風と豪雨に警戒が必要。東北部、台湾本島の西部及び東部の山地でも大雨に注意が必要だという。気象局の統計によれば、19日午前0時から21日午後5時までの南部・屏東県西大武山の累積雨量は914ミリ、台東県金峰は671ミリ、花蓮県豊南では390ミリ。
在来線・台湾鉄道、台湾高速鉄道は21日午後から徐々に正常ダイヤを回復。阿里山森林鉄道は21日と22日は運休。航空各社は国内線はすべて欠航したが、国際線はほぼ正常だった。
中央災害対応センターの統計によると、台風16号による死者は台東で1人、負傷者は合計4人。