東洋のノーベル賞をめざし台湾の実業家が創設した第一回「唐奨(Tang Prize)」の表彰式が18日、台北市の国父紀念館で行われた。
「唐奨」は、台湾の大手企業グループ、潤泰グループの尹衍樑・総裁が、ノーベル賞に匹敵する世界的な賞をめざして創設した賞で、中華民国台湾の最高学術研究機関、中央研究院に委託し、「永続発展」、「バイオ医薬」、「漢学」、「法治」の四つの分野における優れた人材を、2年に1回選出する。
第一回の受章者は6月に発表されており、「永続発展」賞はノルウェーの元首相、グロ・ハーレム・ブルントラント女史、「バイオ医薬」賞は、日本の京都大学大学院医学研究科の本庶佑教授と、アメリカ、テキサス大学アンダーソンがんセンターのジェームス・アリソン博士、「漢学」賞は中国大陸の歴史学者、余英時氏、そして「法治」賞は、南アフリカ憲法裁判所の元判事、アルビー・サックス氏が受賞した。
馬英九・総統は18日午前、国父紀念館で授賞式を前に、5人の受章者及び尹衍樑・総裁、中央研究院の翁啓恵・院長と会見し、「ノーベル賞の精神を守り、人類のためになるより多くの重要な研究を奨励するのみならず、中華文化を発揚し、台湾のソフトパワー、台湾の価値を国際社会に示している。我々は尹・総裁のこうした行いに敬服する」と述べ、唐奨の精神を高く評価した。
馬・総統はそして、中華文化のナビゲーターである中華民国が世界の最先端の思想と結合することで、台湾特有の中華文化を生み出せるよう期待した。