台風被害の被災地の再建に焦点を絞った、台湾映画、「山猪(いのしし)温泉」が、今年の「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」の公式招待作品に選ばれたほか、福岡市総合図書館の「フィルム・アーカイヴ」にも収蔵されることになった。
「山猪温泉」は、2009年8月、台湾南部で発生した大型台風、台風8号(莫拉克台風、モーラコット台風)の水害と土砂災害、およびその再建を基にしたフィクション。台風が過ぎた後、温泉宿が土砂災害で甚大な被害を受け、店を経営していた夫婦、夫の方が台風の日に出かけて、行方不明になった。残された妻は、知人の助けと支えで被害から立ち直った、心温まるストーリー。
映画祭で上映した際、会場が満席になる大盛況だった。福岡市総合図書館主任学芸主事の八尋義幸氏は、この映画を見た後、深い感銘を受け、この映画のクオ・チェンティ(郭珍弟)・監督に作品の収蔵を打診したところ、クオ監督の快諾を得た。