8月の製造業購買担当者指数(PMI)が7月に比べて低下。中華経済研究院は1日、8月のPMIを発表した。8月のPMIは55.4%だった。50%以上で、引き続き景気の拡大が示されたが、拡大スピードは今年3月以降でもっとも遅くなった。7月に比べて3.1ポイント低下。
指数を構成する5項目の指標はいずれも景気拡大を示したが、新規受注と生産、雇用の面で拡大スピードが7月に比べて大きく鈍化。六大産業のうち、輸送用機器産業が50%を割り込み、景気の縮小を示す49.5%に。その他の産業はいずれも景気拡大を示し、指数は高い順に、食品及びテキスタイル、電子及び光学産業、化学及びバイオ医療産業、電力及び機械設備産業、素材産業。
第3四半期は輸出の繁忙期であるはずのところ、数値にそれが反映されていないといい、中華経済研究院の呉中書・院長は、8月は台湾南部・高雄市での爆発事故とユーロ圏の景気の弱さ、さらにアメリカと日本の景気の良し悪しの相殺と、中国大陸の経済成長のスローダウンなどがいずれも輸出に影響したと分析した。8月の数値は中華経済研究院の予想をやや下回ったという。
呉・院長はしかし、輸出の動きは長期的な数値から見るべきだとし、下半期の景気については引き続き「慎重ながらも強気」。特にアップル社のiPhone 6が9月に発売され、消費者が買い替えに向かうならば台湾の輸出は期待できる他、将来的には第四世代の移動通信(4G)の産業発展が部品の需要をもたらすと述べた。