複数のアメリカ軍や政府関係者は、中国が2027年までに台湾侵攻の準備を整える可能性があると注意を呼びかけています。これに対し、アメリカ海軍の退役上将で、元太平洋軍司令官を務めたデニス・ブレア氏(Dennis Blair)は、2027年は単なる日付に過ぎないと述べた上で、その時点ではアメリカおよび台湾の軍事力は中国を上回っていると指摘。ただし台湾は今後も継続して自衛能力と抑止力を強化する必要があると強調しました。
ブレア氏は先ごろ、台北政経学院基金会(財団)、アメリカのシンクタンクである平和及び安全研究センター(Center for Peace and Security Studies)、中華戦略及び机上演習研究協会の共催による「台湾海峡防衛机上演習」に出席するため台湾を訪問。演習後の記者団の取材に対し、中国人民解放軍の軍備拡張や台湾海峡における軍事衝突の可能性などについて見解を語りました。
ブレア氏は1999年から2002年にかけて、アメリカ太平洋軍司令部(現在のインド太平洋軍司令部)の司令官を務め、2002年の退役後は、これまでに4度、上級オブザーバーとして国軍軍の漢光演習に参加したほか、近年では5年に2〜3回のペースで台湾を訪れているということです。今回の訪台では、国防部の顧立雄・部長との会談も行われましたが、その内容については詳細を明かさず、「驚くようなことではない」と述べるにとどめました。
(編集:呂学臨/本村大資)