頼清徳・総統が10日、台湾警察専科学校専門警察官クラス正規生の第42回卒業式に出席し、卒業生の代表に学位証書を授与しました。頼・総統は、卒業生が新しい知識を追求し続け、テクノロジーとビッグデータをうまく活用して、刻々と進化し続けている犯罪者の手口、および気候変動や権威主義の拡大などの課題に対処していくよう期待を寄せました。頼・総統はまた、警察、消防、および沿岸警備を担う海巡署が一丸となって、台湾社会全体の防衛面における強靭性を高めるよう呼びかけました。
頼・総統はスピーチの中で、警察、消防、海巡署は一般的な職業ではなく、人々の生命と財産を守るための重要な任務であると説明、この卒業式は、国の公共秩序の維持、災害の防止と救援、海洋権益の保全に専念し、国家と社会の安全を守る重責を担う若者たちがさらに増えたことを示していると述べました。
頼・総統は、警察専科学校の卒業生が新たな段階にまい進することを祝福するとともに、卒業は知識と専門能力の追求の終わりではなく、生涯学習の出発点であるとし、3つの期待を掲げました。まず、テクノロジーは日進月歩を遂げており、犯罪者の手口も絶えず進化している。また、気候変動や権威主義の拡大など、いずれも人々の生命や財産の安全を脅かしていると指摘しました。
頼・総統は、「これらの新たな課題に直面して、卒業生らは各分野の経験から学び、専門的な知識とスキルを蓄積することに加えて、AI(人工知能)の技術とビッグデータをうまく活用し、人々の安全を守るために学び続けなければならない」と激励しました。
前ローマ教皇フランシスコは2013年のミサの時に、イタリアローマ市内の1600名の司教と司祭たちに、「羊の匂いのする牧者」になってほしいと話しました。頼・総統は前ローマ教皇フランシスコのこの話を例に、卒業生が人々のニーズから自身の責任を理解し、人々から与えられた公権力で弱者を保護し、人々の権利と利益を守り、公正と正義を実践し、家族に接するのと同じように市民に接するという精神に基づいて、人々に奉仕するよう呼びかけました。
最後に、頼・総統は、昨年の就任以来、台湾社会全体の防衛強靭性の向上に努め、台湾がさまざまな課題に対処できるようにするため、防衛、人民の生活、防災、民主主義の4つの分野におけるレジリエンスの強化に積極的に取り組んでいると説明、台湾社会全体の防衛レジリエンスを強化することは、省庁横断、分野横断、専門を超えた連携や、官民の協力が必要である。警察専科学校の卒業生らが将来どのような仕事に就くにせよ、いずれも台湾の社会的レジリエンスを強化するための主要な根幹であると指摘し、卒業生に対し一丸となって、一プラス一がニより大きくなる力を発揮して行政効率を高め、国家の安全と社会の安定を守るよう期待を示しました。
頼・総統はさらに、政府が将来、より強靭な公共の安全保障システムを構築し、第一線に立つ人々が国家の重視、社会の支持、制度の保障を感じることができるようにすることを強調しました。そして、政府は今後も警察、消防、海巡署がより大きな支援を受け、より大きな力を発揮できるように、多くの資源を投入し、労働環境を改善し、福祉とさまざまな設備を強化し続けると約束しました。
(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)