国営・台湾鉄路株式会社主催の2025年の鉄道弁当フェスティバルが6日から9日にかけて、北部・台北駅のコンコースで開催されています。今年で10周年を迎える、鉄道弁当フェスティバルには国内外の業者57社が出展しているほか、台湾鉄道も台湾元1,000万元(約4,836万円)以上の売上を目指して10種類の駅弁を数量限定で発売しています。会場では国内外の弁当業者から提供される約50種類の弁当を楽しむことができるということです。

鉄道弁当フェスティバルは一回目の2015年、10社しか参加しませんでしたが、今年は57社に増加、そのうち、国内の業者が42社、日本の鉄道事業者が13社、マレーシアと香港の業者も来ています。来場者数は昨年延べ44万人に達しています。売上は2016年に100万台湾元(約483.6万円)を突破、昨年2024年にはさらに1,143万元(約5,527万円)の好成績を挙げました。
台湾鉄道の馮輝昇・総経理(社長)は、鉄道弁当フェスティバルの10周年を祝うために、台湾鉄道が5月の末に初めて南部・高雄で駅弁フェアを行い、大きな反響を得、2日間で売上高が150万元(約725万円)に達したため、台北で開催される第10回鉄道弁当フェスティバルも再び記録を更新できるよう期待を示しています。

馮・総経理は、今年は来場者に駅弁フェスティバルを楽しんでもらおうと、台湾の伝統的な「辦桌(台湾式ケータリングサービス)」の円卓料理のコンセプトで今回の駅弁フェスティバルを開催し、台湾の人々だけでなく、外国人観光客にも台湾の伝統文化を体験し、美味しい鉄道弁当を味わってもらいたいとし、今年は日本、マレーシア、香港から海外の企業15社が参加、過去最多となった。そのため、来場者数が延べ50万人、売上が1,000万元を超えることを望んでいると述べました。
なお、台湾鉄道は財団法人台湾海洋保護と漁業の持続可能性基金会とコラボして、E500型列車とR200型ディーゼル機関車をモチーフにしたセラミックの弁当箱や、今年10歳の誕生日を迎える、台湾鉄道のマスコットである、「鉄魯(テル)」ちゃんと「漢娜(ハナ)」ちゃんのイラストが刻まれている2層構造のステンレス製弁当箱などの10種類の駅弁を数量限定で販売しています。

「鉄魯(テル)」と「漢娜(ハナ)」は2015年6月6日に誕生し、今年で10歳です。その公式サイトによると、「鉄魯(テル)」の身長は、外から列車の車内を見た場合、ちょうど車窓から頭が見えるぐらいの高さ。「漢娜(ハナ)」の身長はお兄さんの「鉄魯(テル)」より「熊の手のひら(熊掌)」の大きさぐらい低くなっています。体重は、「鉄魯(テル)」が台湾鉄道の看板駅弁「排骨弁当(パイコー弁当、スペアリブ弁当)」の160個分の重さ。「漢娜(ハナ)」は中部・台中市の有名なお土産「太陽餅」の100箱分の重さだそうです。

今年の鉄道弁当フェスティバルにはもう一つ目玉商品があります。「絶配芭芒柳精釀啤酒」、グアバ・マンゴー・オレンジ・ビール、一本180元(約870円)、ワンセット二本買った場合、350元(1,692円)になります。会場にある台湾鉄道の売店と台湾ビールのブースで消費すればその領収書(レシート)を持って台湾ビールのブースで一杯試飲することができます。試飲したら買わない人がいないほど美味しいです。台湾ビール建国ビール工場のスタッフはこのビールのことについて次のように紹介してくれました。
「これは台湾初のビール工場、建国ビール工場(106年の歴史)と台湾鉄道(130年の歴史)、この二つの老舗の初めてのコラボだ。台湾の人たちが『辦桌』の円卓料理を楽しむとき、よくグアバジュース、マンゴージュース、オレンジジュースをミックスして飲んでいる。そこからインスピレーションを得てこのグアバ・マンゴー・オレンジ・ビールを開発した。台湾の文化の記憶につなげたい」。
2025年鉄道弁当フェスティバルは6月9日まで台北駅のコンコースで開催されています。
(編集:王淑卿)