今月27日まで開催予定の「第78回世界保健総会(WHA)」は既に開会から3日間が経ちましたが、台湾は9年連続で招待が見送られました。しかし、台湾と理念の近しい国々は毎年変わらず台湾への支持を表明しており、今年もその姿勢を貫いています。
22日までに、中華民国台湾と外交関係のない14カ国、および外交関係のある11カ国の合計25カ国の代表が、各国に与えられた2分間のスピーチの中で台湾への支持を表明しました。その中には、世界保健機関(WHO)のオブザーバーである、ヨーロッパ連合(EU)の代表も含まれており、今年は例年通り、議長国の代表としてポーランドの代表が発言しました。その中で、昨年、EUが初めて表明し、台湾支持派からの反響が大きかった「世界のいかなる人や地域も取り残されるべきではない」という表現で台湾への支持に間接的に呼応したのに続き、今年は「すべてのパートナーと協力してユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を促進すべきだ」と強調しました。
今年は、1995 年に新たにヨーロッパ連合(EU)に加盟した北欧・スウェーデンも同様の立場を初めて表明。同国の社会公衆衛生部のヤコブ・フォルスメド(Jakob Forssmed)大臣は「世界の保健体制における断片化を解消すべきであり、いかなる地域も取り残してはならない」と強調。
そのほか、ルクセンブルクのマルティーヌ・ドプレ(Martine Deprez)保健・社会保障大臣、カナダ公衆衛生局のテレサ・タム(Theresa Tam)局長、チェコ保健省のラデク・ポリツァール(Radek Policar)立法・法律事務総司長など、国交関係のない国の代表も「台湾のオブザーバー参加を支持する」と明言しました。
リトアニアのマリヤ・ヤクバウスキエネ(Marija Jakubauskienė)保健大臣は、台湾をオブザーバーとして参加させるよう求めただけでなく、「台湾はここにいる多くの国々に、保健分野の課題や危機への対応に協力してきたにもかかわらず、いまだに関連する議論から排除され続けている。このことは、第78回WHAのテーマである『健康な世界を共に築く』という我々の約束について、改めて考えさせられる」と強く訴えました。
イギリスの駐ジュネーブ国連大使、サイモン・マンリー(Simon Manley)氏は、2009年から2016年までと同様に台湾がオブザーバーとしてWHAに参加することを認めるようWHOに求めたほか、台湾がWHOのすべての関連する技術的会合に意義ある形で参加できるようにするべきだと強調しました。
オランダの駐ジュネーブ国連代表処のポール・ベッカーズ(PaulBekkers) 代表は、「台湾を含む、世界の公衆衛生の向上に貴重な専門知識を提供するすべての関係者の参加を奨励する」と述べ、エストニアのカルメン・ヨッラー(Karmen Joller) 社会保障大臣は、「台湾のWHOの活動および会議への参加を引き続き支持する」と表明。また、オーストラリア保健省のロス・ホーキンス(Ross Hawkins)保健大臣は「世界の公衆衛生に関する協力は、台湾を含むすべてのパートナーによるものであるべきだ」と強調しました。
他にも、日本、ニュージーランド、ドイツ、フランスも、WHAの開催初日に、それぞれ台湾支持の立場を明確に示しました。
(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)