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就任1年、頼清徳・総統が与野党連携呼びかけ

  • 20 May, 2025
  • 本村 大資
就任1年、頼清徳・総統が与野党連携呼びかけ
頼清徳・総統が就任から1年を迎えた20日に「逆風の中でもモデルチェンジを図り着実に前進」と題して談話を発表した(写真:総統府提供)

頼清徳・総統が就任から1年を迎えた20日に「逆風の中でもモデルチェンジを図り着実に前進」と題して談話を発表しました。

頼・総統は談話の中で、民主主義は台湾の価値観であり、国力の表れでもある。民主主義の核心は意見の相違の中から団結を図ることだと指摘、与野党の対話を促し、政党間協力を強化する意向を示しました。この目標を達成するため、国家安全保障チームに対して野党党首に「重要な国家安全保障情勢の報告」を行う考えを示しました。頼・総統はそれによって与野党のリーダーが国家の利益を最優先し、共に手を取り合って国家の課題に向き合うよう期待を示しました。

不適任の国会議員を対象とする大規模な罷免運動(解職請求)が台湾全域で繰り広げられる中、頼・総統は談話の中で特に与野党連携に触れ、かつて戒厳令が敷かれた期間が全世界で最も長かった台湾は、現在アジアの民主主義の灯台のような存在になっている。これまで先人たちは犠牲を恐れず相次いで権威主義に対抗し、民主主義を追求してきた。今の若い世代は憲法や法律に違反しない方法で困難を恐れずに政治に参加し、国家を守り、民主主義を深化させ、多元的な台湾のために頑張っている。これこそ台湾人が誇りに思う民主的な台湾だと紹介しました。

頼・総統はまた、民主的で自由な生活を放棄する台湾人はおらず、民主主義と自由の価値に背く国家元首もいないと信じている。台湾の民主化は恨みに頼るのではなく、公民の参与によって実現したのだ。意見の相違は気にしない。なぜなら民主主義の核心は意見の相違の中から団結を図ることからだ。自身は民主政治の紛争は、より大きな民主主義で解決しなければならないと信じていると述べました。

頼・総統はさらに、過去一年、国内の政治情勢に直面しながらも、与野党は代表団を組織してアメリカのトランプ大統領の就任式典に参加するなど。台米関係の深化に努め、共に民主主義の台湾での一致団結を見せつけてきた。自身も和解という目標を達成し、連携を促すため、憲法が総統に付与した権限に基づいて行政院(内閣)や立法院(国会)などの五院の協議を進めていると説明し、次のように述べました。

頼・総統は、国家安全保障チームに対し、野党党首に「重要な国家安全保障情勢の報告」の実施を指示することを明らかにするとともに、与野党のリーダーに対しても、政治的な立場にかかわらず、国家の利益を最優先し、国家の安全保障を守ることを前提にし、同じ事実を基礎とし、国の重要な出来事について率直に意見交換を行い、手を携えて共に国家の各種の挑戦に向き合うよう呼びかけています。

頼・総統の構想について、野党・国民党の立法委員(国会議員)は与野党の対話促進について歓迎を示しながらも、過去一年衝突を繰り返してきた、与野党がいかにして仲直りするかが課題だと見ています。野党・台湾民衆党立法院党団の総招集人である、黄国昌・立法委員は、与野党折衝は立場や前提を設けるべきではない。そうしてこそ初めて問題可決が可能だと指摘しました。与党・民進党の立法院党団は、台湾の安定を図るには、与野党連携が不可欠だと指摘、野党もしかるべき役割を果たし、すべての責任を頼・総統に押し付けないよう呼びかけています。

頼・総統は談話の最後に、政府は台湾人の強靭性、負けず嫌いの精神を発揮して逆風の中でもモデルチェンジを図り、しっかりと前進していき、台湾人の精神を見せつけ、台湾を世界の誇り、世界平和の舵取り、世界の繁栄を促す力にするため、これからも団結を促していくとしています。

(編集:王淑卿/岩口敬子/本村大資)
 

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