今年で78回目を迎える世界保健機関(WHO)の最高意思決定機関「世界保健総会(WHA)」がスイス・ジュネーブで現地時間19日午前、正式に開幕しました。台湾をオブザーバーとしてWHAに招待する議案について、台湾の参加を支持する中華民国台湾の国交樹立国であるベリーズとセントビンセントおよびグレナディーン諸島と、反対する中国とパキスタンが「2対2の弁論」を行いましたが、大会議長は議案を本会議の議事日程に加えないと裁定しました。
これを受け、台湾のWHA行動チームの団長である衛生福利部の邱泰源・部長は、従来通り抗議書簡を提出するとともに、台湾のために声を上げた友好国に対し謝意を表明しました。邱・部長は現地時間19日午後、台湾国際放送の運営母体である、中央放送局(略称:Rti)のインタビューに応じ、「友好国の代表が述べたように、中国は一度たりとも台湾を統治したことがなく、中国が台湾の国際組織への参加を制限する権利はない」と強調。「特に、国連総会の第2758号決議(アルバニア決議)には台湾に関する記述がなく、これも大きな論点となる」と述べた上で、「たゆまぬ努力を続けることで、国際社会の認識も徐々に変化し、沈黙を守っている国々も、やがて台湾が国際社会の一員として加わるべき存在であると理解するはずだ」との見方を示しました。
(編集:呂学臨/豊田楓蓮/本村大資)