中華民国台湾とカナダが、海事に関する条約の監査で協力する覚書を交わした。国連の専門機関である国際海事機関IMOは2005年、海上における人命の安全のための国際条約や船舶による汚染の防止のための国際条約など、六つの条約を、自主的に監査を行う項目とし、これら条約内容の確実な実行を促している。また、昨年末には、2016年より監査を強制することを決議した。
しかし、中華民国台湾はIMOの会員国として認められていないため、IMOにその監査を求めることができない。中華民国台湾が国際的な海事環境のために尽くしている努力が、中国大陸の妨害によって消し去られることのないよう、交通部航港局は2012年より台湾とカナダの海事技術協力を年間の重点工作と位置づけて取り組んできた。その努力の末、25日、カナダのCOMARE社と監査協力覚書を交わすことに成功し、カナダ側は台湾が10月にIMOの監査員を呼び、台湾での実地監査をしてもらうことに協力することになった。
交通部航港局では、年内に監査報告がまとまり、カナダを通してIMOにこれを提出できるよう期待。それにより、台湾が国際条約を執行していく上で行っている努力を世界に知らせることができるという。