リトアニアを訪問中の蔡英文‧前総統は11日午前、リトアニア議会における台湾に友好的なグループのルスラナス‧バラノヴァス(Ruslanas Baranovas)代表の同行のもと、トラカイ城(Trakai)博物館を見学し、リトアニアの歴史について理解を深めました。同日午後、首都ビリニュス(Vilnius)にあるゲディミナス城を訪れ、リトアニアで学ぶ台湾人留学生たちと交流しました。
トラカイは14世紀初頭にリトアニア大公国の首都でした。複数の湖と自然の景観で知られ、外国人観光客の間で非常に人気があります。蔡英文‧前総統はバラノヴァス氏の同行のもと、湖上に建つトラカイ城博物館を訪問し、かつての大公の住居を見学して、リトアニア大公国の最も輝かしい時代の歴史と文化について理解を深めました。
その後、蔡‧前総統は船に乗って湖上を遊覧し、さまざまな角度からトラカイと城の景色を楽しみました。バラノヴァス氏は、リトアニア全土には数百の湖があり、水質が澄んでいるため、多くの人々が湖で泳ぐことを好んでいると紹介しました。これに対して、蔡‧前総統は「リトアニアはプールが必要ありませんね」と答え、場は和やかな雰囲気に包まれたということです。
バラノヴァス氏はまた蔡‧前総統に、リトアニアの産業、経済、雇用、移民、国防などの分野における現状と課題について説明しました。ロシアからの脅威に直面し、国防はリトアニアの現在最も緊急の課題の一つとなっている。さらに、リトアニア政府は来年の国防予算を国内総生産(GDP)の5.2%に引き上げる計画で、これは政府総予算の4分の1に相当する。また、師団レベルの軍隊と長距離打撃能力の構築を目指していると指摘しました。
午前中の日程を終えた後、蔡‧前総統は午後、ビリニュスにあるゲディミナス城を訪れ、リトアニアで学ぶ約20人の台湾人留学生と交流し、彼らの最近の生活状況について耳を傾けました。
交流で、医学部に在籍する台湾人留学生は、リトアニアの人々が台湾人に対して非常に友好的だと述べ、両国とも隣国からの脅威に直面しており、状況が似ているため、特に共感と理解が生まれやすいと説明しています。
蔡‧前総統は学生たちに台湾のお菓子をプレゼントし、彼らを励ますとともに、自分自身をしっかり大切にするよう諭し、温かい交流の時間となりました。
蔡‧前総統は12日午後、ビリニュス大学で演説を行い、リトアニアのダリア・グリボウスカイテ(Dalia Grybauskaitė)前大統領と会談する予定です。その後デンマークに移動し、13日に開幕する「コペンハーゲン民主主義サミット」(Copenhagen Democracy Summit)で講演を行うということです。
(編集:許芳瑋/本村大資)