アメリカ国籍のロバート・フランシス・プレボスト(Robert Prevost)枢機卿が、8日、新たなローマ教皇に選ばれ、レオ14世と名乗ることが発表されました。今日9日、任期を終え定年を迎える中華民国の李世明・バチカン駐在大使は、台湾の国家通信社、中央社のインタビューに対し、2023年9月30日にプレボスト枢機卿がフランシスコ前教皇から司教省の長官に任命された後、自身が台湾を代表しプレボスト枢機卿に祝意を伝えたところ、枢機卿は、民主主義の台湾と共産主義の中国との違いを明確に理解していた、とのエピソードを明かしました。
レオ14世の下での台湾とバチカンの関係について、李・大使は、バチカンは中国に対し一貫して宗教の自由を求め、2018年には新司教の任命方法について協定を交わした。しかし近年、中国は、習近平・国家主席による「宗教中国化政策」を重視、この政策によって、協定に対する異なる見解が生まれている、と指摘。そして、フランシスコ前教皇は歴代教皇の中で最も中国に幻想を抱いていた教皇であったが、中国側は、葬儀に司教が一人も参加しないなど冷淡な態度で、カトリック教会内部でも疑問の声が上がっている、と打ち明けました。
李・大使は、新任の賀忠義・バチカン駐在大使が新教皇誕生のタイミングで就任することについて、非常に良いタイミングであると喜び、「賀・新大使はアメリカ関連の事務に精通している。レオ14世はアメリカ国籍であり、台湾とバチカンの関係はより発展すると信じている」と期待を示しました。
(編集:駒田英/豊田楓蓮/本村大資)