台湾の農業水利事業を担う行政機関「農業部農田水利署」は8日午後、日本統治時代の台湾で、水利事業に多大な貢献をした日本人技師、八田與一氏の「没後83年追悼記念式典」を執り行い、頼清徳・総統が自ら出席しました。式典は八田氏が日本統治時代に建設した南部・台南市の烏山頭ダムで行われました。
頼清徳・総統は挨拶の中で「八田氏の強靭で勇敢な精神が台湾全土に影響を与え、現在まで台湾のさまざまな分野に大きな貢献を果たしている」と述べ、その功績を高く称えました。
八田氏の追悼式典は毎年、氏の命日である5月8日に烏山頭ダムで開催されています。今年の式典には他にも、台南市の黄偉哲・市長、日本台湾交流協会の片山和之代表、八田氏の孫・八田修一氏とその家族など、台湾と日本の各界から500名以上が参列しました。
八田修一氏は、頼・総統が台南市長時代から、行政院長、副総統、そして総統として、15年連続で追悼式に出席していることに謝意を表しました。また、台湾の農業行政機関が烏山頭ダムの水利施設の拡充を継続していることにも感謝し、「当初の設計では50年の寿命とされていた烏山頭ダムが現在も使用されており、さらに100年、200年先まで利用される可能性がある」と述べました。
(編集:豊田楓蓮/駒田英/本村大資)