外交部(外務省)は8日午前、北部・台北市にある台北賓館(迎賓館)で「ヨーロッパ戦勝80周年記念ティーパーティー」を開催しました。これには、頼清徳・総統、蕭美琴・副総統、ヨーロッパ連合の台湾における出先機関「ヨーロッパ連合駐台湾事務所(European Union Office in Taiwan)」のルッツ・グルナー(Lutz Gullner)処長、イギリスの在台大使館に相当する英国在台弁事処の(英国駐台代表部)のルース・ブラッドリー・ジョーンズ(Ruth Bradley-Jones)代表など、複数の欧州各国の駐台湾代表が出席しました。
ルッツ・グルナー(Lutz Gullner)処長はあいさつの中で、自身はEU代表として発言しているが、ドイツ国籍を持ち、ドイツのパスポートを所持している立場から、「ヨーロッパ戦勝記念日はドイツ人にとって忘れてはならない日であり、歴史から教訓を学ぶべき日だ」と述べました。
また、グルナー氏は第二次世界大戦のヨーロッパ戦線が5年にわたって続いた経過を簡単に振り返った上で、当時のドイツ・ワイマール共和国の「脆弱な民主主義(weak democracy)」がナチスという権威主義の台頭を食い止められなかったことに言及し、「このような状況を二度と繰り返さないことこそが、我々の責任だ」と強調しました。
さらに、欧州統合を象徴する「ヨーロッパ・デー(Europe Day)」を引き合いに出し、「これはまさに歴史から学び、成功へと導かれたストーリーである」と述べました。
イギリスのルース・ブラッドリー・ジョーンズ(Ruth Bradley-Jones)代表はあいさつで、「平和と安定のために犠牲となった先人たちに敬意を表するとともに、現在私たちが享受している自由で民主的なライフスタイルの尊さを改めて認識する必要がある」と述べ、「この価値を次の世代、さらにはその次の世代へと守り伝えていく責任が、私たち一人ひとりにある」と呼びかけました。
(編集:呂学臨/王淑卿/本村大資)