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台湾とグアテマラ、半導体人材育成計画を共に始動

  • 01 May, 2025
  • 豊田 楓蓮
台湾とグアテマラ、半導体人材育成計画を共に始動
台湾とグアテマラ政府は4月30日から共同で「半導体技術研修プログラム」を始動、グアテマラ政府から高く評価されている。グアテマラのキン経済相(左1)とマルティネス外相(右2)が開始式に揃って出席し、台湾の政府の支援に感謝の意を表した。(写真:CNA)

中米に位置する中華民国台湾の国交樹立国であるグアテマラのベルナルド・アレバロ(Bernardo Arevalo)大統領は昨年1月に就任後、台湾がグアテマラの半導体関連のハイテク産業の発展を支援し、経済発展を推進することを希望する意向を何度も表明していました。そんな中、台湾とグアテマラ両政府が共同で推進する「半導体技術研修プログラム」は4月30日に正式にスタートし、在グアテマラ中華民国大使館、およびグアテマラ政府が選出した研修生28人は5月8日から台湾で3週間の集中訓練を受けるということです。

プログラムの開幕セレモニーには、グアテマラからガブリエラ・ガルシア・キン(Gabriela Garcia-Quinn)経済大臣とカルロス・ラミロ・マルティネス(Carlos Ramiro Martinez)外務大臣も出席しました。

この28名の研修生は、グアテマラのトップレベルの大学から選ばれた電気工学および情報学部の優秀な学生たちで、中には、学部長や研究センターの責任者などの著名な教授も含まれています。台湾での研修期間中、研修生たちは、台湾の電子回路製造業の企業が集い設立された業者団体「台湾電路板協会(TPCA=Taiwan Printed Circuit Association)」など台湾の多くのハイテク企業を訪問するほか、北部・新竹市の「新竹サイエンスパーク(新竹科学園区)」や国立陽明交通大学の国際イノベーション育成センターも見学する予定です。また、先端半導体関連の研修プログラムを受講することになっており、帰国後はグアテマラのハイテク産業と学術界の発展に貢献する「インストラクター」としての役割を担うことになります。

在グアテマラ中華民国大使館の張俊菲・大使は、「台湾は世界シェアの約60%を占める半導体製品及び90%を占める高性能チップを製造している。人工知能、高性能コンピューター及びその他の先端テクノロジーの革新にとって非常に重要である」と指摘。また、「今回の研修プログラムは、出発点であり、台湾とグアテマラの両国が協力して現代化の道を歩んでいる成果を示す証しでもある。さらにこれは、台湾が推進する『栄邦計画』(友好国との関係を強化し、相手国の発展を促す計画)」の最も具体的な例でもある」と述べました。

グアテマラのキン経済大臣は、「2024年6月にグアテマラ政府が『国家レベルの外資投資誘致戦略』を打ち出し、影響力のある産業の導入を通じてグアテマラの競争力を高め、経済および社会の発展を促進することを目指している」と説明。また、「在グアテマラ中華民国大使館の協力のもと、『チップの道』というビジョンを共に策定した。これは、グアテマラを新興の半導体製造国にすることを目的としている。半導体産業は『イノベーション』、『テクノロジー』、『質の高い雇用』を象徴するものだ」と指摘。さらに、クイン経済大臣は、「台湾がグアテマラを支持するだけでなく、世界をリードする半導体産業における経験を惜しみなく共有してくれ、グアテマラがグローバルなバリューチェーンに加わる機会を得る大きな助けとなった」と述べ、台湾の政府に対し深い感謝の意を表しました。

マルティネス外務大臣もグアテマラの現代化戦略強化に対する台湾の支持に感謝の意を表し、両国が共同で半導体技術研修プログラムを開始したことは、「両国の協力に対する確固たるコミットメントの象徴である」と強調しました。

研修生の一人である、グアテマラの私立デル・バジェ大学電気工学科の責任者である、カルロス・エスキト(Carlos Esquit)氏は台湾の国家通信社「中央社」の取材を受け、「今回の研修計画により、グアテマラは半導体産業への理解をさらに深めることができる」と述べ、「台湾の政府の力強い協力と指導のもと、グアテマラ政府と産業界との強固な連携モデルを構築することが可能になる」と強調しました。

(編集:豊田楓蓮/王淑卿/本村大資)

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